行動を起す、その前に。

7月19日 晴れ。

今日は半期に一度の取引業者さんとスタッフ全員でのプロジェクト会議でした。

プロジェクト会議なので、いわゆる、よく元請け工務店が業者を集めて行う安全協力業者会、というものではなく、仕事を通じて集めるコミュニティーとして、一緒に前向きな取り組みが出来ないか?という話し合いの場です。

それはWIN-WINの関係性を明確にして、信頼関係を作り上げた上で、プロジェクトを作り上げていきましょう、という私たちの立場を明確にする場でもあり、発注者としてのお願いでも命令でもなく、完全に50対50で一人の人としてお話をさせて頂いています。

すみれプロジェクト会議
ディスカッション風景

『場』である以上、一方的に話をするのを聞いてもらう、という事ではなく、常に答えは皆さんの意見を吸い上げてそこから抽出するという事になり、すみれのマーケティングの基本的な考え方、方向性の説明と今回の会議の総論を私が説明したあとは工務部の担当者を中心としたグループ内でディスカッションを行なってもらいました。

今回も各班とも熱心な討論を繰り広げてくれておりましたよ。

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今回のテーマは『状態を整える』

コミニティーとしてプロジェクトを進めて行くにはまず、そのメンバー内での信頼関係が出来ており潤滑なコミニケーションが取れなければならない、という大前提が有ります。

その状態をまず整えてから、実務としてのプロジェクトに進んでいくと言う流れになっており、どのようにして信頼関係を深めるかを具体的な行動に落とし込むという作業を行ないました。

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各班の意見を集約して、抽出した『行動』を全員が共有して、意識を持ち、楽しみながら取り組むことで、共通した目的に向かって進む体制が出来上がると思っています。

 

総論説明中

今回は非常にユニークで良い意見を頂いて、全員で半年間実践に取り組む事になりました。

大きな果実を手に入れるには土作りから。

まずは、

●大きな声でしっかりと挨拶をする。

●『ありがとう』と言う感謝の気持ちを事あるごとに伝える。

●会う度に相手のいいところを探して『お世辞』を述べる。

●連絡をする際は全て以上の3点に留意してメッセージを添える。

というシンプル且つアタリマエの様な単純な事ですが、コミニケーションの基礎として重要な事に全員で取り組む事。

方向性を持ってはじめの第一歩を踏み出すきっかけとなる良い会議になったと思います。

ご参加頂いた皆様、お忙しい中お集り頂きましてありがとうございました。

また、スタッフの皆は今回決まった事を率先して行動に移してもらいたいと思います。

宜しくお願い致します!

神戸ラーメン紀行Vol.110

7月18日 曇りのち晴れのち夕焼け。

今日は朝から東へ。

ダンプとユンボ
基礎着工

西宮から芦屋、灘、元町、垂水と着工中の現場から太鼓教室の現場調査(というより騒音の確認?)やリフォームの完工確認、新築住宅のプレゼン、ダーツバーの改装のご相談まで幅広い地域で幅広い業務に走り廻りました。

相変わらず、いろいろやってます。(笑)

 

元町商店街夜市
元町商店街夜市

すみれ建築工房さんはいったい何屋さんですか?

と問われた時に、はっきりと一番特色があり、得意な事を言えるべきでは?

という意見を先日頂きました。

例えば、自然素材と高性能の新築住宅とか、

女性プランナーと自社職人で行なうスタイルリフォームとか、

豊富な事例を元に繁盛店を21日という短期間で仕上げる店舗設計施工とか、、

うーん、と考えてしまいました。

ずいぶん前の自社のUSPについて長い時間をかけて考えた事が有りましたが、結局、私の中の結論は「これが出来ます。」「これしかやりません。」という内向きのセグメントではなく建築という括りでご縁を頂いた方にどのような貢献が出来るかという外向きのセグメントの方がしっくり来る気がしています。

私たちを認めてくれる人にはやります。

では無く、

ご縁を頂いた方に何が出来るかを考えます。

ということ。

そもそも、人間って多面性を持っているもの、という持論を持っていて、多重人格って悪い風に思われる方も多いですが、私は前向きに捉えています。

いろんな事に興味があり、いろんな事が大事で、いろんな事にチャレンジする。

人は誰しも大きな可能性を持っている訳で、一貫した方向性だけ持っていれば細部はそんなに絞り込まなくてもいいんじゃないかな、なんて思っています。

なので、、なんでもご相談下さいね。(笑)

 

南京町の西門
南京町西門

売り込みはこのくらいにして、、(笑)

そろそろお題目のいつものヤツ、いってみたいと思います。

では、気がつけば、110回目を数える神戸ラーメン紀行。

 

 

まずは芦屋浜のおされーなお店。

黒八ラーメン<角> 780円 — 場所: 麺や 黒八
写真: 黒八ラーメン<角> 780円

ラーメンのネーミングさえもオサレ、ちゃんと内装したお店はいいなーと思いました。

モチロン、味もグー、黒色は黒ごまのペーストでした。

 

お次はfbで大きな反響を頂いた明石を代表する一杯(と一皿)

中華そば400円、焼そば400円— 場所: 江洋軒
高橋 剛志さんの写真
高橋 剛志さんの写真

一緒に食べるのが必須と言っていいほどスタンダードです。

っていうか、地元の大塚さんに言わせると、店に入ったら、『両方』と注文するとのこと。(笑)

 

お次はホームにて、

塩つけ麺 熱盛り 820円 — 場所: 塩元帥
写真: ホームにて♡<br /> 塩つけ麺 熱盛り 820円

すみれ事務所御用達、最も近いラーメン店なので、全メニュー制覇を目指してつけ麺に進んでいます。(笑)

 

お次はラーメン王国西宮、このところ良く行きますので、

黒豚ラーメン 750円 — 場所: 金田家さくら亭
写真: 朝から現場にて草抜きと杭工事の墨だし、カロリー補給の一杯。<br /> 黒豚ラーメン 750円
激戦区西宮はトンコツのお店がおおいですね。
細麺の本格派、マスターと女将さんの掛け合いが絶妙です。(笑)
今回の〆は(本格派でない)コレクション的一杯。
塩地鶏ラーメン 780円— 場所: 垂水温泉 太平のゆ
写真: 一応、ね(^_^;)<br /> 塩地鶏ラーメン 780円<br /> さ、仕事いこっ。

別に食べなくても良いと思いましたが、いちおう、、ね。スーパー銭湯での一杯。別にオススメはしてません。(苦笑)

今回はここまで、ごちそうさまでした。

ちちんぷいぷい。

7月17日晴れ。

うっかりとゆうかすっかりと忘れてしまっておりましたが、昨日の毎日放送のちちんぷいぷいで先日取材に来られていた外国人実習生受け入れ事業の私たちの取り組みが放映されました。

爽やかな実習生、王くん

ブイを見せてもらうと人材不足に悩む工務店が外国人を受け入れている現場と言うことで結構しっかりと放映されておりました。

私のインタビューも。(笑)

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少し残念なのは私が伝えたかった部分が編集でカットされていて質問に答えた部分だけが放映されたこと。

安倍政権が推し進める建設業に限って3年間だった実習生制度を5年間に延長するという制度改革について質問を受けて、

「確かに3年間技術を習得してバリバリと働けるようになった人材を見送るのは正直、残念なことです」

と答えました。

放送に使っていただいたのはここまででその後に、

「しかし、愛する家族を祖国に残して異国の地に働きに来ると言うのはそんなに簡単なことではなく、特に子供を持つ親にとって5年間の長きに渡って全く会えないと言うのは非常に厳しいものです。人材不足の解消と言う手前勝手な問題解決だけではなく、その辺の手当てをしっかりすることができなければ、制度としては難しいと思います。」

と言ったのがさっくり省略されていました。

ご飯いこか、ってよそ行きないっペー
ご飯いこか、ってよそ行きないっペー、笑

受け入れ側の企業も、国も彼らが親であり、夫であり、人であるということをしっかりと認識して真摯に向き合うべきだと思う、と言うことが本当は言いたかったんですが、、
安倍政権の政策を諸手を挙げて歓迎してるような印象を与えていたとしたら残念です。

建築業において、外国人実習生の受け入れを継続的に行うのはそんなに簡単にできることではありません。

考え方も生活習慣も意識も違う彼らを単に安価な労働力の確保のためだけを目的に受け入れたところで成果を上げるよりも問題を多く抱えることになりかねないと思います。

彼らの人生に深く関わると言う事をよく認識して、win winの関係性を構築することを大前提に成り立つ制度だと私たちが考えて受け入れていることが、(映像では流れませんでしたが)言外に伝わっていれば幸いです。

頑張る張くん

まあ、全体的にほのぼのとした良い感じの放送だったので良かったとます。

小林さんありがとうございました。

深謝。

ライフスタイルマーケティング。

7月16日 快晴。

今日は、いつもお世話になっているO社長に連れられて、朝会のゴルフコンペへ、

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梅雨中なのに、いい天気で良かったです。

ま、相変わらずスコアは土砂降りですが、朝一に機転が利いていいラウンドになりました。(笑)

ご一緒頂いた皆さん、ありがとうございました。

 

昨夜は(朝のゴルフに遅刻しそうになるくらい、)結構遅くまでリスペクトしている先輩経営者の会社のゲストハウスにて勉強会に参加して来ておりました。

念願だった会社訪問ということで集中してガッツリと学ばせていただきました。

岸野社長、またひょうご新民家21の皆様、ありがとうございました。

 

私たち中小企業の経営者の仕事は多岐に渡ります。
その中で最も大事ことは安定した売り上げを上げる仕組み作りだと思っています。

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西洋式に言うと、要はマーケティングとなりますが、いまどきのそれは商品を開発して広く告知すればいいというものではなく、顧客のライフスタイルに働きかけるものでなければならないと言われています。

一般的な考え方として、既に『モノ』から『コト』へと焦点は移っています。

しかし、一般的にどこの会社でも出来る程、顧客により良いライフスタイルを提案するというのはそんなに簡単なことではありません。

原理原則に照らしてみると提案する側の我々がそのライフスタイルを本当に理解して、本来実践出来ていなければそこに真実はありません。

世間一般に言われるほどライフスタイル提案というのは簡単ではないのです。

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豊かな暮らしを提案する側は豊かな暮らしと言う定義をしっかりと理解し、なおかつ実践できているべきなのです。

ライフスタイルマーケティングで有名なハーレーダビッドソンジャパンは、
ハーレーに乗るアメリカンなかっこいい暮らしと、そのスタイルで単車に乗る事の楽しさを販売店が提案し毎年、全国的な大きなイベントを繰り返し行っています。

自転車のトレックは、販売した顧客を集めてショップの店員露一緒に毎週ツーリングの会を開催しています。

売ることではなく、売った後の暮らしをいかに楽しく幸せに過ごしてもらえるか、私たちの住宅業界も同じように、そこの仕組み作りに注力しなければならない時代だと思っています。

ゲストハウス
ゲストハウス

何のために?

その根源的な問いを自らにもスタッフにもそしてお客さんにもしっかりと投げかけて、本当の目的=幸せとか豊かさを一緒に作り上げて行くことに今一度しっかりと取り組みたいと思いました。

岸野社長、昨日はほんとにありがとうござました。
『影響の輪』を意識しながら私ももう一度初心に戻って頑張ってみます。

心から感謝します。

深謝。

同じライフスタイルの人のための分譲地
同じライフスタイルの人のための分譲地

むやくたの法則。

7月15日 快晴。

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今日は朝から但馬へ、

以前からずっと行ってみたいと熱望していた『但馬に住むからこそできる豊かな暮らし』を提案するというライフスタイルマーケティングを自ら実践されている同業の先輩経営者の会社の訪問です。

マーケティング理論の大家コトラーが、モノではなくコト。『何を』ではなく『どのように』に焦点を当てるライフスタイルを提案することが重要だと提唱されてからずいぶんなります。

私が知りうる限り、建築業界でそれを最も実践されている最先端の社長で、私が勝手に兄貴のようにリスペクトしている方のところです。
学びと言うよりも確信を頂きに行きました。

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気合いを入れて、というか、嬉しくて、というか、張り切りすぎというか、、、

集合時間1時間前に着くというギリギリが好きなだ私には珍しい行動に出てしまいました。(笑)

おかげさまで以前から一度行ってみたかった植村直己冒険館に立ち寄ることができたので結果オーライということです。(笑)

 

冒険館に入ってみると、あの衝撃の遭難事故から30年との事でした。

その当時、子供心に冒険家と言う職業の人は冒険の内に人生の幕をおろすのか、と思った覚えがあります。

その凄い足跡を見返してみて、確かに昭和を代表する英雄だったのだと改めて、、

ご冥福をお祈り致します。

今日のメインである企業訪問のことについては書き残しておきたいことが山ほどありますが、少しまとめてまたの機会に。

 

植村直己が残した言葉『夢』
植村直己が残した言葉『夢』

さて、お題目はこのところ事務所にいる時間の殆ど?を使っているといっても過言ではない半年に一度の社員との個人面談での話の続き。

一人あたり1時間(以上か、)の時間をとって個人的な課題、社内にある問題点を聞いてその全てに改善、解決の道筋をつける作業でも有るのですが、その中で私が思いもよらない素晴らしい提案をしてくれたりもあります。

昨日の夜の部では、主体性を持って自ら提案して周りのスタッフを巻き込んで行動に移したい。という意見を聞いてびっくり。

職人の意識改革なくして工務店の安定経営無し、と言うのが私の持論ですが、それを社員に逆に示されたような素晴らしい意見が次々に出て来て正直すこしうるっとしてしまいました。

しかし、じゃあ、具体的にどのように進めて行く?

と掘り下げて行くと、難しいですねー、とけっこうすぐに(笑)壁にぶち当たってしまいます。

あまりにすぐに考え込んでいるので、問題解決のための法則を伝授しておきました。

 

「あいさつと言う字がかけるか?」

と聞くと、大体の人は惜しいところまで書けますが、最後まで正確にかける人って結構少なかったりします。

「でもね、オレはかけるんだぜ。」

と、半分自慢げに言ったのですが、それは物覚えが良い訳でも、頭がカシコイ訳でもなく、

『分解して覚えているから、それだけ。』

と言う風に説明をしました。

要するに、『むやくた』やと。

あいさつと言う字は両方とも手へんくらいは知ってるとおもうし、その横はム、矢、く、タ、が立て並びになってるだけや、むやくたと覚えればいつでも挨拶って漢字は書ける様になる。

まとめてみると難しそうなことも分解して考えれば一つずつは簡単な事が多く、頭を抱え込まなくても大丈夫。

「出来る事を積み重ねたら、大きな目標もクリア出来るんとちゃう?」

と具体的な方法論を話してみると、「ほんまですね!」とすっかり自信を持った様子でした。

あとは行動に移せるか、どうかだけ。

頭の中のイメージとして問題解決が図れたら行動を起こすのも簡単ちんだと思います。

自ら主体性を持って目的を共有する職人が集まる施工集団へ、そろそろ新しいステージに登りそうな気がします。

ひめーくん、大ちゃん、よろしくな!

古典に真実あり。

7月14日  1週間の立ち上がりは曇り空から。
昼過ぎに出かけたときには晴れ間も覗いていたりして、梅雨明けも近いな、なんて勝手に思ったり、

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現場では杭工事が順調に進んでおりました。

 

今日は晴れましたが、昨日の午前中は天気予報見る限り雨が上がる様子がなく、諦めて降りしきる雨の中、いつものように10キロ強のRunningに出かけました。

どうせ汗でびしょびしょになるからと言うこともありますが、何よりも涼しいので(夏の間は)雨の中を走るのはそんなに嫌いではありません。

しかし、走り終えた後、着替えもせずにそのまま娘を駅まで送って行ったり、ゴルフの練習に行ったりしてすっかりお腹を冷やしてしまい、おかげで朝まで腹痛に悩まされ悶絶することになりました。

子供かっ

て感じですが、昔から子供におなかを出して寝ちゃだめ、とか、腹巻きをしておなかを冷やさない様にとか言われていた事を思い出して、古人の言ってた事は守るべきだと改めて。(苦笑)

 

古典に真実があり。

 

少しまえにニーチェの超訳本で話題を振りまき、若き思想家、哲学者として一躍有名になった適菜さんも結論として答えは全て古典にある。(そこかい!とツッコミも有りましたが、笑)と結論づけておられましたし、彼が真実だと言ったニーチェやゲーテ等ではなくても論語や般若心経、正眼法蔵等、仏教、儒教に真理が有ると言われる経営者は非常に多くおられます。

そして、実は私もその一人です。

マーケティングもマネジメントもイノベーションも全ては古人、先達が積み上げた膨大な経験則から抽出されて残されていると思っていて、未だにコツコツと中庸や正眼法蔵の現代訳を繰り返し読んでいます。

それらは全て自然の摂理と原理原則に基づいた理論であり、洋の東西を問わず、普遍の価値観として原理原則論を説かれている書物は枚挙に暇がありません。

情報化社会と言われ、膨大な情報に何が本当の事か分からなくなってしまいそうな現代にこそ、そのような古典がアタリマエの指針として必要とされていると感じますし、古典の文章を引っ張り出して理論構築をされるコンサルタントやセミナー講師、勉強会の主宰者が多い事にも頷けます。

で、お題目はfb上で友達が紹介してくれていた、古人が残した学びについて。

いにしえの人たちが残してくれた文化、その最たるモノは、文字だと思います。

お笑い芸人のゴルゴさんが少年院に行って授業を行った動画では漢字を紐解いてドロップアウトしてこれから更生して社会に復帰しようとしている若者に『夢』を持つ事について語っておられました。

 

『夢は有るか』

その夢に向かって行動する時、頑張ろうというプラスの言葉と、難しい、出来ないと言うマイナスの言葉の両方が出てしまう。

それはそれでいいんだ、『吐』と言う言葉は口からプラスとマイナスと書く、そんなもんだ。

でも、少しずつ、マイナス言葉を減らして行く様に努力をしよう、段々と口から出るのはプラスの言葉ばかりになってくる、そうすると、

『叶』と言う字にかわるんだっ!

そう、『夢は叶うんだっ!』

と、遠い昔の人が編み上げた真実の上に言葉が出来ていると力強く若者に訴えられておりました。

その熱いメッセージには心に訴えられるものがあり、不覚にも私のようなオッサンも目に涙を浮かべてしまいました。(笑)

(fbではシェアもしましたが、)その秀逸な動画はこちら。

熱い。胸に響く。ゴルゴ松本が少年院で行った『漢字の授業』

そう言えば、マイナス言葉を使わないって人生を成功に導く20の法則の2番目にありましたね。

古人、先達の残された言葉、大事にしたいものです。

 

ゴルゴの命のギャグも大好きになりました。

目的と手段についての考察vo.25 〜目的と目標〜

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7月12日 すっかり夏の朝。

長年使い続けていたJUGEMからWard pressに引っ越してまだ不慣れな事もありなかなか苦戦しています。

特に、写真のアップ、試行錯誤を繰り返しております。。

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今日は結局、事務所から出れずに久しぶりの鉄骨工事の施工図とにらめっこしながら、鍛冶屋の真ちゃんと打ち合わせややっと中盤まで差しかかった半年に一度の個人面談など、内向きのようで外向きな一日となりました。

杭工事の着工等もあり、本当は現場廻りをしたかったのですが、たまにはデスクワークもしないとね。

個人面談では、個人や社内にある問題点を全員から聞いてその全てに改善の道をつけて次の面談までの半年間で改善をしよう。ということともう一つ、個人の目標設定に付いてマイルストーンを刻んでおこうという趣旨が有ります。

で、全員に半年間の目標と、長期的な目標をアンケートするのですが、どうもしっくり来ない回答というか、目標設定をするメンバーも多くて、社内のブログでそもそも目標設定とは、を定義し直す事にしました。

ここでも簡単に備忘録を兼ねてご紹介しておきたいと思います。

 

私が敬愛してやまないスティーブンRコヴィー博士の著書「7つの習慣」では、第二の習慣として、

 

「目的」を持って始める

というテーマを掲げています。
これは、決して「目標」を持って始めるではありません。
つまり、明確に「目的」と「目標」は違う、という事でもあります。
では、“目標”と“目的”の違いとは?
このブログでは目的と手段についての考察を繰り返し行なっていますが、目標はその下の改装の属します。
目的を達成する為の手段を高さ、大きさ等の数値化したレベルとそれを達成するべき時間に置き換えて具体的にイメージしやすくする。
で、行動に移して成果を計測するためのモノです。
目的と目標って似ているように思われがちですが、実は使い方がまったく異なります。
では、“目標”と“目的”の違いとは何か?
まず「目的」とは、
簡潔にまとめると、最終的に達成したいこと。
一方で、「目標」とは、数値的ベンチマークであり、抽象的になってしまいがちな「目的」を分かりやすく細分化したものです。
本当の目的は、と突き詰めて行くと人生をかけて手に入れたいもの、となり、究極は時間軸は死ぬまでとなります。
目標はそれを細分化して数値に置き換え、期間(時間)を区切る事によって抽象的な目的を具体的にして実際の行動に落とし込むためのマイルストーンという位置づけです。
ということは、本来、目的がはっきりしていなければ目標など立てれる訳が無いのです。
しかし、忙しく過ぎ去る日常の中ではなかなか『目的』について考える時間をとるのは簡単な事では有りません。
偶然、あるメルマガで同じようなコトを書かれていたので、そこに書かれていた例を転載させて頂きます。
****ここから転載****
例えば、あなたが5人家族だとします。そして、あなたは親です。
そして、配偶者である妻、もしくは夫がいて、子供が3人いる状況だと仮定します。
そして、あなたはこんな目標をたてました。
「来年の夏休みに家族5人でハワイ旅行に一週間行く」
このような目標をたてたあなたは、必死で仕事を頑張りました。
そして、お金を作り、実際にハワイ旅行に家族5人で行けることになったのです。
この時点であなたの「目標」は達成ということになります。
そして、一週間のスケジュールをきっちりたてたあなた。
家族が楽しめるようにと、家族の誰よりも張り切って、このスケジュールを作ったのです。
そして、
ハワイに着いて、翌日の朝、疲れて寝ている家族が誰も起きてきません。
あなたはスケジュールを守るために、早起きをしたのですが、家族が誰も起きてきません。
朝から子供たちが予定の時間に起きてこないために、あなたはだんだんイライラがつのって来ます。
「なんで起きてこないんだ」
「明日は早起きしろって言ったじゃないか」
「せっかくたてたスケジュールが台無しじゃないか」
どんどん不機嫌になっていきます。
そして、1時間遅れて起きてきた子供たちに対して、つい怒鳴ってしまいます。
「お前たち何やってるんだみんなのために立てたスケジュールが台無しじゃないか!」
すると、子供たちも不機嫌になりその日どころか、旅行中ずっと口もきいてくれません。
するとあなたはこんな風に思う訳です。
「なんでハワイまできてこんな嫌な気分にならなきゃいけないんだ。
みんなのために、大変な思いをして、せっかく仕事を休んで、高いお金を払って旅行に来たのに、
台無しじゃないか。
こんな事なら来なきゃ良かった」
と。
では、これは何が起きていると思いますか?
「家族5人でハワイ旅行に行く!」
という目標を立てましたね。
そして、あなたは「目標」を達成したわけです。
なぜなら、ハワイに実際に5人で行けたのですから、
「目標」は達成ということになります。
しかし、
残念なことに、「目標」を達成しているのにも関わらずそのせいで嫌な気分になってしまったのです。
ハワイに行ったことで、むしろ家族と仲が悪くなってしまっているのです。
では、ここで考えて欲しいんです。
そもそも、家族と旅行に行ったのは「何のため」だったのか?と。
さきほど、「目的」というのは、
“実現しようとしてめざす事柄”や“行動のねらい”といえますし、得たい結果の最終ゴールをあらわします。
と説明しましたよね。
つまり、
家族旅行という活動を通して、あなたはどんな結果が得たかったのかということです。
それは、単純な数値で測れるものではありません。
また、「目的」は達成して通過点とするというイメージではなく、常に意識をされるべきポイントというイメージ。
そして、「本当にあなたが欲しいもの」はこの「目的」の中に存在するということが、非常に大事なのです。
つまり、
あなたは旅行を通して、
・家族とどういう関係になりたかったのか?
・旅行で得たい感情はなんだったのか?
・何のために旅行に行こうと思ったのか?
これらの答えとなるものが、あなたが本当に欲しがっている結果なのです。
そもそも、なぜハワイ旅行に行きたかったのかといえば、
それは。
「家族への感謝の気持ち」
「家族に喜んでもらいたい。」
「自分もゆったりとした気分を味わいたい」
「子供とゆっくりと話が出来ていなかったし話を聞いてあげたい」
などなど、
分かりやすく計測できないけど、本当に大事な事柄が含まれていますよね。
これがそもそもハワイ旅行の「目的」と言うことに
なります。
しかし、
多くの人は、この「目的」のことを、あまり意識できていません。
「目的」と「目標」が違う、ということをあまり認識していません。
そして、世間では、表面的な成功者が「目標が大事」という言葉を連呼している現状。
「目標達成の技術」とか、「目標を明確にして成功する方法」みたいな事を言って、
「目標達成が成功の全て!」みたいな風に話をしていますが、あまりに表面的で、さも分かった風に話していることに驚きを覚えます。
そして、
そんなことが一般的に多く言われてしまうために、ハワイ旅行に行きさえすれば、必ず幸せに違いない、と勘違いをさせてしまうのです。
そして、スケジュールをきっちり守ること自体が目標となり、「本当の目的」に気づく事がないのです。
だからこそ、
せっかく努力して目標を達成しているのに「私はこんなに一生懸命してるのに、なんで家族は分かってくれなんだ!」という嘆きの声が残るだけなのです。
一番大事な「目的」である「家族との絆を深める」
とか「一緒にゆったりした気持ちを味わう」というメインの部分が追いやられ、「目標」達成がメインになってしまう。
本来は、家族に喜んでもらい、自分もゆったり過ごしたかった。
でも、スケジュールを守ることにこだわってしまって、本当に大事な「目的」を忘れていた。
そうすることで、
「目標」が達成したけど、「目的」が達成されない。
ハワイ旅行に行って、その場でケンカしてしまい「目標」を達成したら、不幸になってしまったというわけなのです。
出典:ジェームス事務所【7つの習慣メルマガ】
****転載ここまで****
私たちは建物を造る事を生業としていますが、決して単なる箱を作るとは思っておりません。
出来上がったハコでその後お客様がどのような暮らし、どのような楽しみを手に入れられるかに焦点を当てたプランニングやアドバイスを行なっています。
建物を建てるのは目的ではないはずだから。
この理屈は、企業だけに留まらず、個人レベルでもあらゆるステージでおなじ事が言える訳で、
『目的を持って始める』ことが、最終的な幸せを手に入れる入口だというコヴィー博士が唱えられ
た成功法則の根本的な部分です。
業務改善の為に行なっている個人面談では有りますが、これを人生の目的を考えてくれるきっかけ
にしてもらえればうれしく思います。
7つの習慣ガイド役の柴田さん、無断転載失礼致しました、いつもメルマガありがとうございます。
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夏になれば富士登山。

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7月11日 台風一過、晴れ。

昨日までの激しい風雨が嘘の様に気持ちいい青空が広がりました。

台風が過ぎ去るのと同時に梅雨空も連れ去って行ってくれたかの様です。

新しい新築現場も着工した事ですし、このままいい天気が続いてくれればいいのですが、、

青空に伸びる楠の枝
晴天に楠

そんなこんなで、今朝の天気は完全に夏。

夏といえば、、

そう、海!ではなくて、すっかり毎年恒例となった富士登山です!

今年もやっぱり登ります。

と言う訳で、私と一緒に富士山に登ってみよう!という方を募集しています。

ツアーではないので何から何までお任せ下さい!とはいきませんが、山登りはしっかりとサポートさせて頂きますので始めての方もご安心下さい。

 

スケジュールは、

8月6日朝、始発の新幹線にて新神戸駅を出発、新富士から五合目までバスで移動。

五合目で昼食を摂って、少し高さに身体を慣らしてから8合目まで登ります。

8合目で夕食と仮眠、深夜1時に出発して4時半過ぎに山頂へ、ご来光を拝んで奥宮に参拝。

8月7日昼前には下山して温泉につかって、ビールを飲んで帰途につきます。

神戸着は17時くらい。

費用は実費、往復の新幹線代、山小屋での宿泊費(1泊2食、7500円)帰りの温泉とビール代程度です。

 

今年の年頭になぜか、一念発起した?K村建設のK村社長が今年は富士山に登りますよ!と言い出されて、少し驚きながらもここは私の役割かと思い、五年連続となる富士登山に行く事を決めました。

富士山に登ってみたい!けどきっかけが無くって、、と言う方は私のフルサポートで気楽に登れる絶好の機会ですので、お気軽にお声掛け下さい。(笑)

山小屋は余裕を持って人数を押えてもらっておりますので、親子、ご夫婦、友達と一緒の参加でも十分大丈夫です。(特にオススメは親子、家族での登頂です。)

ちなみに、昨年、キヨちゃん家の感動の富士登山の記録はこちら、

今年もやっぱり富士登山。

https://shokuninshinkaron.com/?p=2255

富士登山考 ~確認という目的~

https://shokuninshinkaron.com/?p=2256

親子の絆って最高やな、って思いました。

 

 

日本で一番高いところ。

強烈なパワースポットで迎える夜明けはたった1泊2日の登山とは思えない非日常的な感動と気付きがある事間違い無しです。(雨が降らなければ、笑)

よし、登ってみよう!と思われた方はお早めに高橋まで!

 

人を人としてみる。

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今日は48回での誕生日。

EmailやFacebookまたリアルに対面、または電話を下さって「おめでとう」と言ってくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

天命を知る年と言われる50歳まであと3年、いろんなことがわかってきたような、まだまだ全然のような。

50歳で死んじゃうものと長い間思い込んでいたことを考えれば、とにかく今は体が健康体になり、自分にはまだ未来がある、と軽やかな気持ちで誕生日を迎えました。

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今日は朝からテレビのニュース番組の取材を受けるために朝から現場へ。

外国人研修生事業の受け入れを実施している企業の現場を取材したいとの事でした。

建築業界全体は深刻な人手不足に陥っています。
特に東京周辺がひどいようですが、次世代を担う若い職人は神戸でも全く育つ気配がありません。

その問題解決のために外国人労働者を受け入れよと言う考えは需要と供給のバランス、お互いのニーズが合致しておればとても良い結果を導き出すと思っています。

ただ、最も重要な事は労働力は物として語られますが、労働者は人であるということです。もう一つはこれは実習制度であり実習を受ける若者が技術を身に付けて、帰国してからそのスキルを発揮して人生を成功に導けなければなりません。

実習生を受け入れる企業は彼らの人生の非常に重要な部分を担っているという意識を持って接することが何よりも重要なことだと思います。

それができれば小さな民間の国際交流の積み重ねがそのうち大きな実をつけると思うのです。

逆にそれができなければ人身売買に毛が生えた程度の最低の仕組みとなり将来に禍根を残すことにもなりかねません。

人はものではなく人。

アタリマエの事ではありますが、東京オリンピックを前にした人手不足の危機的状況をなんとかしたい、という手前勝手な理論だけではどこの国の人も日本に働きに来たい等とは思わないし、日本の技術、言葉、価値観を学びたい、学べる環境が整っていると思われなければならないと思うのです。

国と国、企業と企業、人と人、規模の大きさに関係なくその関係性は常にwin winを目指すべきだと思います。

今回の法改正を機に、多くの人に日本に来てもらい、感謝されて、日本の事を好きになって帰ってもらいたいと切に願います。

自己欺瞞との戦いはつづく。〜日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則〜

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台風の上陸が濃厚となった7月9日曇り。

雨よ、降るな、と祈りながら朝から現場に向かいました。

週末から着工する現場の地盤改良工事の準備として建物の縄張りと杭位置の墨出し、汗をかきながら一心に草抜きをしていたら、高橋さーん、とどこからか声が。

顔を上げてみると、大阪で大活躍されているおしゃれ工務店のイクラくんが車の窓から顔を出してにっこりしながら、「何をやってるんですか?」

私の担当は草抜きだったんですが、何となく照れて建築屋っぽく「墨出しです。」と答えておきました。(笑)

イクラ君、何となく意外そうな顔でしたが、こんな感じでいつも地道に職人として働いてますよ。(笑)

オッサンが草抜いてます。
草抜き作業中。

そのすぐ後にNPO法人ひょうご新民家21でいつもお世話になっている鈴森パパとバッタリ会ったりもして、街中の現場の威力を知りました。早く足場にイメージシートを張りたいものです。(笑)

 

さて、お題目はずいぶん前に読んで大きな影響を受けた本の続編が出ていたので久しぶりに書籍のご紹介。

こちら、

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則
日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則

前に読んで大きな影響を受けたと言うのは、

こちら、

自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法

本書を読み進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方法を学べる。全米ビジネス書ベストセラー

という素晴らしい本でした。その時の私のレビューは2007年ですから、ずいぶん前のことです。

https://shokuninshinkaron.com/?p=40

『箱』という概念を使って自己欺瞞に陥る心理的な状況を非常に分かりやすく論理的に説明してくれて、自分の在り方が如何に周りに影響を及ぼすかを理解させてもらった貴重な一冊です。

自己欺瞞とは、デジタル大辞泉の解説によると、

じこ‐ぎまん 【自己欺×瞞】
 
自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理正当化すること。自欺(じき)

自己を欺き正当化する過程で必ず、相手や周りの環境を悪者に仕立て上げるという作業がセットで付いており、これが人間関係を悪くする大きな原因になっているということでした。

今回、続編という事で日本に舞台を移し、以前より身近なエピソードで綴られたストーリーは、ワークとして考える様になっており、前ほどの衝撃は無かったにしても、自分自身を振り返るとてもいい機会になりました。

この著者であるアービンジャー・インスティチュートという研究所はこの箱の理論を実際に世の中に広めれる様に世界中でセミナーを精力的に行なっております。その日本支部発行のメルマガを長年に渡って購読してきた私はこの7年間、ずっと自分の『箱』について、『自己欺瞞』について意識して来たつもりでした。

しかし、続編を読んでいる最中にまだまだそこから完全には抜け出せていない自分を発見、もっと意識して自分の心と行動の整合性を持つ様に心がけようと決意を新たにした次第です。

自己欺瞞との戦い。永遠に続くのでしょうが、以前に比べて格段に良くなったことにも気付きましたので穏やかな気持ちで続けていきたいと思います。

とにかく、オススメの良書ですので(特に人間関係でお悩みの方は)是非ご一読を。