「犬渡り」の是非 〜目的と手段の考察 vol.31〜

平成31年4月17日快晴

早くも初夏の陽気!

日中の気温がとうとう20度を超え半袖のシャツ1枚で過ごせるポカポカとした最高の天気の下、今日は春と秋に1度ずつある恒例のチャリティーゴルフコンペでした。神戸を中心とした兵庫県下に安心してリフォームできる環境を作ることを目的として、自治体と連携して生活者向けの啓蒙セミナーや工事品質を担保できる企業の認定基準を定めたり、技術研鑽の研修会を行ったりと、地道な活動を続けているひょうご安心リフォーム推進委員会は会員の協賛金と手弁当で運営をしており、いわゆる収益事業を持っていない貧乏NPO法人で、この年2回のチャリティーゴルフコンペが数少ない収益の柱となっています。今日も大勢の方にご参加いただき、私も張り切ってチャリティーに励んできました。皆様ありがとうございました。(笑)

目的が良ければおまけがついてくる。

私の活躍もあり、今回もめでたくチャリティーの目標額歩達成したようで何よりですが、ゴルフコンペ開催の主たる目的はあくまでも会員と関係者の親睦を図る場であり、募金集めはあくまでもオマケに過ぎません。最高のゴルフ日和となった好天の下、どの組のメンバーさんも楽しそうに和気あいあいとラウンドされていたのを見て、チャリティー金額だけではなく本来の目的もしっかり達成されていると感じました。建築系のNPO法人の集まりだけに、建築関連会社の方も多く、ゴルフコンペでご一緒したのをきっかけに、仕事を助けたり、助けてもらったりすることも少なからずあり、本来の目的とは若干離れますが、グリーンコミニケーションを行うこと、善い目的を持った行動には付随して良いことも多くあるものだと思った次第です。

目的意識最重要論。

私は仕事において最も重要な事は目的意識を持つことだと思っています。「何のために?」と言う設問を自分自身常に投げかけながら業務に向き合うことで目先だけのことに囚われるようなおかしなことをしなくなるし、顧客接点を持つ全員が顧客と目的意識を共有する事が、完了後に満足してもらえる工事ができるか否かの分岐点だと思っています。しかしながら、目的と手段は全く異なるはずなのに、日常の業務を繰り返しているうちにそれらを混同したり、優先順位が逆転したりすることが往々にしてあります。非常に残念で、看過はできませんが忙しい毎日を過ごしていると自分自身に対する問いを持ち続けることさえ難しいのが現実です。

とあるカリスマの目的と手段の考察。

先日、とあるカリスマ経営者さんのメールマガジンにこんな文章がありました。

「ある講演で聞いた話。交通事故には、実は歩行者が横断歩道を歩行中に車にはねられているものが多い。これだけで聞くと、「ああ、歩行者が信号を赤信号を無視して渡ったのだろう」と思うのだが、よく調べてみると、そうではなくて歩行者が青信号で横断歩道を渡っている時に事故に遭うケースも多く含まれている。これは自動車の運転手が赤信号を無視し、または気づかずに事故を起こしているというもの。それを聞くと「車の運転手がいかに悪いか」ということが議論になるが、実は本質はそこではない。赤だから車は停まるだろう、青信号だから安心だ、と何も疑問を持たずに横断歩道を渡っている歩行者に問題があるのではないか私は思う。〜中略〜 赤信号は“止まりなさい”はルールだが目的ではない。手段である。目的は「安全を確認し、横断歩道を渡る」だ。本質的に言えば信号の色が重要なのではない。いくら車の運転手を非難しても事故や怪我は元には戻らない。信号を守るというルールは秩序を守る重要な役割を果たしているが、それはあくまで手段であり、目的ではない。ルールを守って秩序が保たれていることも目的ではなく手段である。

と、この春から社会に足を踏み入れる新社会人に手段と目的をしっかりと見極めて、本質に近づくような仕事人になってほしい。とエールを込めて締め括られておりました。

犬渡り論争。

このコラムを読んで私は、このところ近しい人達の間で小さな論争を巻き起こしている「犬渡り問題」を思い出しました。犬渡りというのは、信号も横断歩道もないところで道路を野良犬のように横断する行為で、先日はTVの朝の情報番組でもこの問題が取り上げられていました。こんな些細な事を取材して公共の電波で流していることに驚きましたが、犬渡り=法律違反=罪であるという意識が広く世間に認められているのだと改めて感じたのです。確かに、とある教育コンサルタントの方が、「赤信号を無視して横断歩道を渡る倫理観のない人とは仕事をしない。」と言われているのを聞いて、恥ずかしながら自己責任犬渡り容認派の私としてはギョ!としたことがあります。確かに、街中の交差点で多くの人が赤信号で止まって待っている中、車の往来が途切れたからといって横断歩道を渡り出すのはどうかと思います。つられて渡って事故に遭う人もいるかもですし。しかし、人通りも車通りのない郊外の道でポツリと信号待ちをする事はナンセンスだと思うのが私の中では普通な感覚となっており、私自身もつい、犬渡りをしてしまいます。ちなみに、私の自宅から表通りに出て、道路を挟んですぐ目の前にあるアイスクリーム屋さんに行こうとすると、横断歩道は50メートル以上離れたところ、反対側は横断歩道まで10メートルですが、3回信号待をしなければなりません。もちろん、私は常に犬渡りです。(笑)

100人いれば100通りの正義がある。

もう一つ、私に大きな影響を与えているのは、未だにお客様としてお付き合いがある、若い頃に勤めていた佐川急便時代の上司と数年前に雑談していた際、淡路島のおばあさんに怒っていた事です。それは、天気の良い真昼間、人通りも車の往来も無い所でおばあさんが押しボタン信号を押して信号を渡ったと憤慨しておられました。その婆さんのおかげで飯も食えない程忙しいのに誰もいない所でじっと停車しなければならなくなり随分イライラしたようです。この話を聞いていると、自分一人のために車の往来を妨げるおばあさんが自分勝手な事故中心的な行動をとっているように思えてきて、それからと言うもの車の往来の少ない場所では出来るだけ押しボタンを押さずに犬渡りする事を心がけています。(笑) それにしても、事実は一つ、解釈は無限と言われますが、人の正義って本当に人それぞれなのだと思わずにはいられません。元上司が言われた事は基本的には違法ではありますが、それが絶対に人様の迷惑にならず、自己責任の範疇で完結できて、逆に役に立つのなら、闇雲に押しボタンを押す事なく、よく注意して道路を渡る方が良いと私も思うのです。

超法規の判断が出来る為には哲学を持つべし。

法治国家に住まう私たちは法律遵守は当然の義務です。また、企業や組織にも規則やルールがあり、そこに属するのならそのルールを守らなければなりません。無論、これは大前提ですが、それでも敢えて考えるべきは法律や規則、ルールを定める目的が担保されることであり、この目的を見失っての規則やルールの遵守は大いに問題があるし、場合によっては逆効果になりかねません。決してルール違反、法律違反を奨励するつもりはありませんが、今の時代は法律を守っていればそれで良い時代ではなくなっており、超法規的判断を求められていると思います。少し前になりましたが、舛添前東京都知事が(政治家なら殆どの人がやっている)政治資金の流用をSNSで責められて「適法だが不適切」との迷言を残して辞職したのが分かりやすい例で、「法律だけ犯さなければ良いやろ。」と最低限の事しか守らない人や企業は淘汰される時代になっていると考えれば、これからの令和の時代には今まで以上に目的意識を明確に持つことが求められると思うのです。何のために?と言う問いを繰り返し自問自答することで、手段と目的の履き違え、違法でないが不適切な選択を排除する事ができると共に、自己責任の範囲で選択できる自分の正義、哲学を持つべきだと思うのです。どちらにしても一度きりの人生、自分の人生哲学を持ち、それに沿った生き方をしたいと思うのです。

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地場産木材活用とてんこ盛りのお得情報。

平成31年4月16日快晴

地元産木材活用の日

春らしい良い天気が続きます。今日は午前中に兵庫県の地元の木材を用いた家づくりを推進する工務店の集まり、兵庫木の匠の会の理事会とさらにもう1歩踏み込んで、林産地である山と街をつなぐ活動を推し進めるひようご木づかい王国学校の研修会&定例会のダブルヘッダーで、両方の団体とも役員を仰せつかっている関係で忙しい一日になりました。どちらの団体も目的は地元の木の活用と山の循環を保全するという、スケールの大きな理念を掲げており、私達、地域工務店からすると少しピントがずれた様なざっくりした感じですが、大手ハウスメーカーやビルダーはコスト重視で地域材を全く使わないのが殆どで、私達の様な地域密着の工務店が見捨てると地元の山で育った杉や桧は全く建築資材として使われなくなってしまいます。そう考えると地道に過ぎる活動ですが、地域材活用の普及、啓蒙活動をやらねばならないと思うのです。

工務店は地場産業。

とは言え、家を建てるのは個人オーナーさんが殆どで外国産の木材に比べて(若干)割高な地域材を使いたいと言われる方は滅多におられません。「見た目も強度も同じならわざわざ高い木を使う意味ある?無駄じゃね?」と思われるのも無理ないと思うのですが、家は土地に建てるもの、長年住む地域が寂れ、荒れると家に住み続けるのも難しくなったりするわけで、その土地にに住まい続けるのなら地域が盛り上がる方がいいに決まっています。また、年々花粉症に苦しまされる人が増えていますが、杉や桧は樹齢50年〜60年くらいから花をつけ始め花粉を飛ばし始めます。60年で伐採して苗木を植える循環が整っていれば花粉の飛散量は今の様な酷い事にならず、アレルギーで苦しむ人も今ほどでは無かったはずです。コスト重視で安い外材を使い続けた結果、国民病とも言える花粉症を引き起こしてしまったとも言えると思っていて、このまま放置していると花粉の飛散量は加速度的に増え続ける訳で、次世代に受け継いでもらう環境はもう少しマシにしておかなければと思うのです。

木を使うメリット拡大中。

すみれでは新築はもちろんの事、リフォームでも地元産の杉や桧を使う事を推奨しておりまして、外国産木材に比べて割高な分を補うメリットとして自治体と金融機関がタイアップして作った超低金利固定型住宅ローンの利用をオススメしています。行き着くところまで行った金融緩和政策のおかげ?で無金利状態になって久しい住宅ローンですが、これから上がるしかない金利を考えると固定型を選択するのは難しい選択ではありません。原則、フラット35より1%低めの設定とされている兵庫県産木材利用特別融資は十分メリットを感じてもらえると自信を持ってお勧めしています。その他にも、今期は構造材の60%以上を地域材を使い、なおかつ木質の仕上げが見えるような設計にすると30万円の補助金の交付があったり、外構工事で合法木材の塀や柵を作る場合は1メーターあたり3万円の補助が出たり、非住宅型の建物には別の補助金があったりと地域型グリーン化事業以外にも併用して利用できる木材利用にまつわる補助事業があれこれと予定されています。半世紀前に植林された木々は国の宝でもあります。循環型社会への移行には国土の半分以上を占める森林の再生と保全は欠かすことができない重要なタスクだと思っていて、補助金の内容の是非はさて置いて、地域材活用の必要性を知ってもらえるのは良いことだと思っています。

ハーネスとやくいた。

ひょうご木づかい王国学校では、2ヶ月に1度定例会を開催しており、運営にまつわる会議の他にもメンバーさんが持つアセットを生かしてもらう研修会を開催しています。今回は安全帯や現場用腰袋のメーカーである基陽さんに来ていただき、高所作業のハーネス着用義務化の法改正に対する勉強会をしていただきました。すみれの協力業者の屋根工事や外壁工事に従事する職人さんにも参加してもらい、改めて安全意識の喚起と万が一転落しても絶対に重大事故にならず、命を守れるようにと、命綱の重要性を再度見直してもらいました。もう一つは、MPパウダーと言う珪藻土のメーカー兼販売店として有名な山本太郎さんにお越しいただき、屋久島での森林再生の取り組みと屋久杉由来の杉と言われる屋久島で採れる杉を加工した驚きの性能を持つフローリング材を紹介してもらいました。私たちの自立循環型社会への取り組みに幅広いジャンルの方が賛同してお手伝いいただけることに感謝するばかりです。

お得情報てんこ盛り。

本日1番のニュースというか、嬉しかったのは国交省が毎年行っている長期優良住宅の新築オーナーへの助成金、地域型グリーン化事業の制度が変わり、事務局の掛け持ちが仁間しかできなくなったのを受けて、以前から外部委託している事務方に今年度の申請の窓口も受けてもらえるかどうかが微妙なことになっておりました。代表者の本橋さんに電話で確認してみたところ、「数あるグリーン化事業の団体の中でも、熱心な取り組みをしている私たちひょうご木づかい王国学校は是非引き続き引き受けたい。」と言っていただけたことです。自社で新築の相談をいただいている案件ももちろんありますが、メンバーさんの期待に応えることができるようになり、ほっと胸を撫で下ろしました。そんなこんなで、今年度も新築もリノベーションもお得な制度がてんこ盛りに活用できますのでご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。内装木質仕上げの補助金や合法木材活用の外構木質化補助金等の情報提供をいたします。ただし、ひょうご木づかい王国学校のグリーン化グループには当初からご賛同いただいた企業様しか参加いただけませんのであしからず。(笑)


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理念と実践@第四回 建設職人甲子園 全国決勝大会。

平成31年4月15日 快晴。

未来への種植え。

先週末は52歳ににしてまたもや入学したXデザイン学校大阪分校の初回の研修からの懇親会、そのまま大阪に泊まって昨日は始発の新幹線に飛び乗って栃木県宇都宮市で開催された第4回建設職人甲子園全国決勝大会に参加、オーディエンスとしてお気楽に観させてもらうつもりでしたが、会場に入ったらすぐに呼び止められて、「高橋さんって大工さんですよね、ちょっと手伝ってください!」と子供向けの職業体験コーナーの木工ブースに引き込まれ、結局、小さな子供たちに金槌の使い方をレクチャーしながら、(いつものことですが)「キミ、飲み込みが早いねー、才能あるんじゃない?大きくなったら大工さんになってみない?」と人材不足に喘ぐ建築業界の未来への種まきをコツコツと行いました。「うん!大工さんになる!」と素直に言ってくれるちびっ子や、「ものを作るのが好きなので良いかもねー」と援護射撃をしてくれるお母さんまで現れて、我ながらえー仕事をしたと思います。(笑)

未来へのビジョン。

肝心の建設職人甲子園決勝大会は未来へのビジョンを語るプレゼンテーションの地区大会を勝ち上がって来た2社による全国No.1を決定する決勝戦が行われ、1週間前の壇上企業の支援会で私が目に涙を溜めながら熱くアドバイスをした松倉設工が見事優勝となりました。私は職人支援の事業を行なっていることもあり、第一回大会の前のリフォーム甲子園の開催の時から毎年参加し続けていますが、今年は初めて決勝大会を客席から観るだけではなく、プレゼンテーションを作り上げる過程から参加して、壇上に立つ企業の熱い思いを聴いたり、本気のフィードバックを送ったりと、プロセスから参加する機会に恵まれたお陰て、今までとは少し違う立ち位置で観れたような気がします。プレゼンテーションの完成度とか、伝わった想いとか、そんな事を評価するのではなく、無口で口下手な若い職人が苦手でやりたくも無かったであろう自己表現に必死に取り組んでいる姿はそれだけで胸が震えましたし、チームプレゼンなので3人で登壇するルールにもかかわらず、結局一人で壇上に立った工務店経営者の苦悩とプレッシャーと、なんとかせねば、との決意は痛いほど共感しました。いつもではありますが、今回も魂が震えるような感動と気づきと学びを頂けました。運営の皆様、ありがとうございました。

同じ理念。

建設職人甲子園の理念は「共に学び、共に実践、共に輝く」と定められています。これは言葉のニュアンスが少し違うだけで、私が主宰している一般社団法人職人起業塾が掲げているミッション「職人の社会的地位の向上を叶える」と目指している目的は、ほぼ同じです。甲子園はチームでプレゼンテーションをする機会を持つことで、チームビルドや理念の再考と共有、本質的な内容を話し合うコミュニケーションを通して行動へのモチベーションを燃え立たせます。私たちの活動の内容はグループコーチングを中心とした研修で職人等の現場実務者に学ぶ場と実践する場を提供しており、その成果として現場品質、顧客満足の向上や効率化、効果性のアップによる利益への寄与等々、今までよりももっと具体的に大きな価値を創造し、やり甲斐と共に当然還元されるべき所得をあげて、もっと豊かな暮らしをして貰うこと。職人が学び、実践を繰り返すことで現場での仕事を「喜ばれ、尊敬され、儲かり、楽しく、安心して」働ける環境にしていく事を目指しており、甲子園の活動と同じ線上ににあると言っても過言ではないと思っています。そしてこれらが建設業界の最も深刻な問題である人材不足、技術の断絶を根本的に解決する唯一無二の方法だと思っています。一般社団法人職人起業塾の目的はこちら↓

コンセプト・目的

理念の体現を目の当たりにする。

今回の建設職人甲子園の全国大会、支援会、懇親会等々で様々な職人会社の経営者さんと話す機会があり、すごいなーと感心させられる取り組みをされているお会社も多く、その中での共通項を考えると、やっぱり明確な理念とその共有が何よりも重要なのだと感じる事がたくさんありました。
中でも、職人甲子園が今の形式になった4年前の第一回大会で私が涙を拭くのも忘れるくらい感動した、自分のことを「ぽんこつ」と言い切ったプレゼンテーションをした、見るからに学歴社会から弾かれそうな若者が今も元気にイキイキと鳶職の仕事をバリバリこなしていると林社長から聞かせてもらったのにはまさに「共に学び、共に実践、共に輝く」を体現されているのだと再び胸が熱くなりました。その当時のブログはこちら、

第一回建築職人甲子園Tokyo 〜職人の魂の叫び〜

 

理念の再考から。

今日は宇都宮を後にして滋賀県彦根市にて以前から参加したかった「構造塾」にスタッフみまっちと一緒に学びに行きます。毎日のように学びの時間を持てることに心から感謝しつつ、「学びに価値なし、行動に移し、習慣、仕組みに定着させて初めて価値。」を胸に刻み、とにかく早い行動を心がけます。まずは、おざなりにしていた訳ではありませんが、ミッションのみしか明記していない一般社団法人職人起業塾のHPを修正すべく、今一度、理念の見直し、明文化に取り組む事とします。もちろん、来年の20周年に向けてリブランディングを目指しているすみれ建築工房もスタッフの意見に耳を傾けて理念の再考を進めます。とにかく、事業の目的は理念の実現。何を始めるにもまずは理念から。良い刺激と学びを頂けた週末となりました。ご縁に心から感謝します。


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Xデザイン学校 マスターコース#1 課題の抽出

平成31年4月13日 晴れ

春うらら。

春らしい穏やかな晴天の日が続きます。そろそろ4月も中旬、今週は冬に戻ったかと思う寒さでしたが、ここまでくると流石にもう寒さが戻ってくる事はないのでしょうか。あと2週間もすれば一年で一番気持ちのいい風薫る季節となります。寒さに強くない私としては本格的な春の訪れは嬉しい限り、と言うか、意味もなく気持ちがアガリ気味で、自然にあれこれとモチベーションが高くなります。相変わらずの単純さですが上向きの方向なのでよしとしましょう。(笑)

52歳で入学。

先週、近隣の小中学校では満開の桜の下で一斉に入学式が行われ、初々しい姿の子供や若者の姿を多く目にしました。SNSをのぞいてみると新入社員を迎え入れられた企業の入社式の模様が数多く投稿されており、大人も子供も大きな期待と少しの不安を抱きながら、新しい環境に飛び込んでいく季節なんだなー、なんて思いながらそれらを眺めておりました。実は私にとっても決して他人事ではなく、この度、入学願書を提出していたのが認められ、私自身も本日、めでたくX デザイン学校大阪分校のマスターコースに入学いたしました。

4年目の挑戦。

実在する企業に課題を出してもらい実際に事業としてリリース出来るようなサービスデザインの新規企画を考案することを目標にしてチームメンバーと1年間通してワークショップを行い、UXデザイン、サービスデザインを実務レベルで学ばせてもらえるこのXデザイン学校、私は今回のマスターコースでなんと4年目になります。そろそろデザイン思考、UXの哲学が理解出来て実業にも落とし込めないといけない時期に来ていると思うのですが、起業してからこれまでの、成功体験とまでは言わないですが、それなりに事業を立ち上げ、ビジネスモデルを構築してきた経験から染み付いている思考、バイアスに囚われたままで、なかなか新しい感覚への切り替えが出来ずにいるのが実際のところで、今度こそ、この一年で一皮剥けてみせるぞと気合を入れて今期のスタートの研修を迎えました。

 

課題。

この度、課題を出してくださったのは大手食品メーカーのH社で、新規事業開発部の担当者さんにお越し頂いてビジネスインタビューをするのが第一回目のテーマでした。私たちに課せられたのは、5年後に売り上げ10億円、営業利益20%の新規事業の考案で、第一回目の今日はその企業の担当者さんの説明を受けて「良い問いを立ててユーザーと会社の課題を解決する」ための課題抽出でした。業界トップの新規事業企画部の方が考え付かない切り口を持ってサービスデザインを考えねばなりませんが、普通に考えると、その業界に精通したプロが思いつかない様な課題を見つけ、唸られるようなサービスデザインを私たちのような畑違いの者がおいそれと思いつくなんて事は簡単なわけがありません。あえてその難問に取り組む訳で、ビジネスモデルキャンバスをメモがわりにして閃いた程度でいいアイデアが生まれるはずもなく、気合いを入れて臨んだはずの初日をまたもや悶々とした感情を腹の底に溜めたまま終えることとなりました。

イノベーションで文化を作る。

奇しくも、その企業の海外事業を切り開いた方の特集を少し前にTVで見ており、中国の上海で日式のカレー店を出店してそれまで中国には全くなかった日本式のカレーライスを広めて日本独自の進化を遂げたカレーの食文化を定着させることで、本業であるカレールウの販路を切り開いたり、アメリカに渡り豆腐をサラダと一緒に食べるヘルシー食品として定着させたりと食品会社でありながら食文化を作ることから事業を始めると言うすごい業績を叩き出しており、創業時の成り立ちもスパイスを混ぜ合わせて家庭向けのカレー粉を発売したと言うのも、ラーメンと並んで国民食といっても過言でないカレーライスを世に広めた立役者のすごい会社です。

靴屋モデル。

その特集番組を見て、アフリカの奥地で誰も靴を履いていない裸足の文化の地域に靴を売りに行く靴屋の話を思い出してました。誰一人靴を履いていない、靴を履く価値が分かっていない人々に対してただ単に「靴を買いませんか?」と言ったところで誰も見向きもしませんが、怪我の予防や快適さなど、問題解決や価値を伝える切り口を見つけることが出来れば靴を履く文化が広まり、靴屋にとっては巨大なマーケットが出現する事になります。H社は食品メーカーであり、日本最大量のスパイスを扱う商社であり、フランチャイズの本部を抱える外食産業でもあり、と全てが「食」に関するビジネスを展開されていますが、講師の佐藤氏はあえて、「H社のリソース、アセットを鑑みると同社は一体何屋さんですか?」と問われました。私はその本質はサバンナに靴を売りに行く靴屋的な思考が今も息づいているのではないか?新たな文化を広めるのが事業なのでは?とぼんやりとしてはいますが、今回の課題を考えるにあたっての私が持った解と言うかヒントです。

準備が全て。

今回のビジネスインタビューでの最も大きな気づきと言うか、反省点は「準備不足」に尽きます。事前にご協力いただく企業の社名を聞いていたにも関わらず、HPをさら〜と見た程度でろくに下調べもしていないままでビジネスインタビューに臨んだことを心底後悔すると共に、協力企業の担当者の方には申し訳ないことをしたと反省することしきりです。講師の佐藤氏にそのことを話すと、IR情報をはじめ、その企業がリリースしている情報は一通りチェックするのなど当たり前以前のことで、それじゃヒントを得ることなどできないよね、とやんわりした言葉で厳しく諫められました。こんなことだから、UXデザインを3年も学んでいるにも関わらず、上っ面の理解しかできていない状態なのだと、ハタと気付いた次第です。「準備とは「言い訳を排除する」こと」とは状態管理の教祖的存在のイチロー選手の言葉ですが、今年は言い訳をしなくていいように、勉強に励みたいと思います。Bチームの皆様、よろしくお願いいたします!


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簡単そうで難しいタイムマネジメント。

平成31年4月12日 快晴

 晴天のジレンマ。

ポカポカと暖かな春らしい日が続きます。今朝はアイドル犬チャックと少し遠出してゴルフ練習所までお散歩。ついでに少しだけクラブも振り回しておきました。天気が良いと行動するモチベーションが上がって自然とアクティブになるものです。この調子で毎日少しでも練習すれば下手くそゴルフも少しはましになるのでしょうね。。雨の日も、曇りの日も鬱陶しい気分になるし青空がやっぱり良いな、と思いきや、やっぱり晴れた日は花粉の飛散が多いのか、皮膚に炎症が出ているところが痒くて仕方がないジレンマを抱えてしまってます。病院が好きではないのでほったらかしでごまかしていますが、これ、時期が過ぎたらマシになるのかしら?と段々と不安になってきました。。

 座談会?

今日は昼から、新住協、Q1住宅部会のメンバーに座談会に誘われて、いったい座談会ってなんやろか?とさっぱり趣旨がわかっていないまま、関西の高断熱高気密住宅の聖地、京阪沿線の香里園へと出掛けました。大阪環状線で移動してると桜ノ宮駅の周辺は桜が満開でした。流石、桜ノ宮って言うだけの事はあると今更ながら感心してみたりと、麗らかな天気の下、のんびりした感じの仕事に勤しみました。(笑)
座談会の方は、真面目な経営をされている工務店の経営者さんが近畿一円から集まってとても良い刺激と情報をいただくことができました。犬も歩けば棒に当たる。ではないですが、外に出ればそれなりに得られるものがあるものです。そもそも新住協と言う団体はコストを抑えながら高性能な住宅を供給したいと考える志の高い工務店や設計事務所の集まりなので、素晴らしい方ばかりです。良いご縁を頂けている事に感謝ですね。

 メールマガジンがトレンド?!

その新住協の経営者の中で最近流行っていると言うか、取り組まれている方が多いのがメールマガジンで、毎日のように家づくりを考えている方向けにわかりやすい情報発信を続けられておられて、私もこっそり?メルマガ登録して楽しませて頂いています。(笑)
そんな私も実はメールマガジンを配信しておりまして、不定期かつ、低頻度ですが月に一度から二度程度、すみれ本社で開催している勉強会のテーマの事前告知を兼ねて配信しています。家づくりを考えられている方への建築にまつわる内容というよりも職人起業塾の卒塾生やセミナー等でご縁を頂いた方向けに、フォローアップを兼ねて仕事や人生に対する向き合い方や目標達成に向けた意識の持ちよう等、私自身が学び続け、考え続け、取り組み続けている意識改革からの実践についての内容となっています。ま、あまり面白くないヤツです。(苦笑)

人生は生きている時間の集積

マーケティング理論を学び実践する無料勉強会である元祖職人起業塾の今月のテーマは「タイムマネジメント」です。私達が取り組む原理原則に基づいた考え方の根本は「成果は目標達成能力に由来して、目標達成能力は地道な習慣を継続することで高める事が出来る」というシンプルな理論で、「今すぐの成果」ではなく、「未来の目標達成」を決定するのは「今」の選択の連続である習慣だと考えており、そして習慣とは間違いなく時間の使い方です。「7つの習慣」のスティーブン・R・コヴィー博士は毎日にスケジュール管理を行う手帳を活用して優先順位を明らかにしつつ、重要な事柄へ取り組む時間を確保する事で、人間関係、健康、事業の成果、心の安定など、人生における本当に重要な事にアプローチする事が出来て、それぞれに対する目標達成能力を向上させる事が出来るとその手法を至って具体的に示されました。

習慣が人生を変えるのに・・。

コヴィー博士が提案される方法論は非常に具体的でわかりやすく、誰にでも簡単に取り組めそうですし、そのタイムマネジメントを更にしやすくする専用のノート「フランクリンプランナー」も販売されています。私も長年使っておりましたし、世界中でビジネスパーソンに愛用され続けています。多くの方があたりまえの理論を理解し、日々、未来につながる時間の使い方をする事でコヴィー博士が言うところの「人生の成功法則」を手に入れる事が出来る。ハズなのですが、分かっている事をその通りに、当たり前の事をあたりまえに出来るかというと、これがあまり簡単ではなく、自分自身で決めた習慣を途切れさせ、非常に残念ながら未来へのアプローチを諦めてしまう人が後を絶ちません。

アウトプットこそ最大の学び。

私はどちらかと言うと習慣化が得意な方で、長年かけて決めた事を継続する力を養いました。それでも自分自身を振り返って見れば、まだまだ足らない行動も至らない部分も少なからずあり、決してタイムマネジメントに長けているとは言えないのが実際で、定期的に重要事項を整理して優先順位どおりに時間の配分を考え直す必要を感じています。今月の勉強会で改めてその部分にスポットを当てて、考え直して見たいと思っています。アウトプットこそ最大の学びとよく言われますが、勉強会の主宰をしながら、自分自身について振り返る機会を持ち理論の整理と共に自問自答を繰り返す機会を持てるのは本当に有難い事であり、ご参加頂く塾生諸氏には感謝するばかり、今月は来週の4月17日(水)の19時からの開催です。まだ席もありますので、時間の使い方を改めて考えたい、等々ご興味がある方は気軽に遊びに来て下さい。(^ ^)お申込みはこちら→https://www.facebook.com/events/2186703888257888/?ti=icl

参考までに、以下にメルマガで配信した事前告知を転載しておきます!


時は金なり。

とはベンジャミン・フランクリンの有名な言葉です。多分に観念的な印象を受けますが、現代社会では銀行にお金を支払って「購入」するのは「期限の利益」と呼ばれる「時間」です。何かを購入する際、今、手元に無い金額を稼ぐまでの「時間」を肩代わりしてもらう対価が「金利」であり、場合によっては購入するモノよりも多く金利を支払うことも珍しくありません。今の世の中はリアルに時間はお金と同等になっているのです。

あなたがもし、

毎日86,400が永遠に貰えるとして、全く翌日に持ち越す事が出来ないならば一体、何に使いますか?1月で2,592,000、1年で31,104,000を毎日、有意義に使い切る事ができるでしょうか。86,400とは人が平等に与えられる時間(一日の秒数)で、これがお金なら貯蓄する事ができますが、時間は貯めることは出来ません。使わない時間は腐って流れ去ってしまいます。もし、使い切れずに腐らせてしまっている時間があるのなら、今一度、使い方を考えてみるべきでは無いでしょうか?

今一度

今の自分の時間の使い方を緊急度と重要度で分類、計測してみてください。

第一象限:緊急度の高い、重要度の低い事柄

第二象限:緊急度の低い、重要度の高い事柄

第三象限:緊急その高い、重要度の低い事柄

第四象限:緊急度も、重要度も低い事柄

普段の暮らしを省みて未来を作る第二象限に費やしている行動と時間を書き出してみてください。

Time managementとは

時間(の集積である人生)をマネジメントするということであり、マネジメントの概念は言わずと知れたドラッカー博士がその著書「マネジメント」で詳細に表されています。その内容も鑑みて私が思うのは自分の人生をマネジメントするには、

1.セルフ・リーダーシップ(具体的な目標や結果を設定する。)

2.セルフ・マネジメント(手段や、いつ、どのように目標を達成するのかを決める。)

3.セルフ・モチベーション(動機付けと理論構築、目的の明確化)

の3つの要素が必要で、目標が達成できる、成果が手に入るなど、思考が現実になるか否かはその状態を作るのに必要な時間を割けるかにかかっています。特に、スケジュール!です。

目標達成は状態に由来し、状態は習慣に由来する。

平成の終わりと共に選手生活に終止符を打たれたイチロー選手は練習と努力の人として有名ですが、その語録の中で以下の様に語られています。「特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。」

状態管理と成果の関係を端的に言い表した素晴らしい言葉だと思います。

平成最後の私からの質問です。

Q:今の(もしくは新たな)目標に対するタイムマネジメントを明確にしてみてください。

目的:

目標:

方法:

時間、スケジュール:

期限:

_________________

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(やっぱり)コミュニケーションから始めよう!

平成31年4月11日快晴

日本人の心。

「昨日の土砂降りの雨は一体何やったんや、」と朝、目を覚まして愚痴っぽい言葉がぽろっと口からこぼれました。昨日のゴルフコンペでお花見気分で行くつもりだったのに極寒の土砂降りで大いに期待を裏切られたのが自分で意識していたよりよほど悔しかったみたいです。(笑)
昨日と一転して、雨上がりの空気が澄んだ爽やかな朝、いつものルーティン、10分間筋トレを終えて、アイドル犬チャックと朝の散歩に出かけてみると伊川の河川敷の千本桜が満開のピークを過ぎて花びらを落とし始めており、桜の絨毯ができつつありました。ぱっと咲いてさっと散る、桜の儚さと共に毎年決まった季節に綿々と繰り返される自然の営みの強靭さに人は心を打たれるんだ、と朝から日本中に桜を植樹しまくった日本人の心に触れたような気になりました。(笑)

地域に根ざす価値。

今日は午前中に創業当時からお付き合い頂いているお客様宅に大事に育てている花を冬の間の手入れがしやすいように温室を作りたいと言う相談を受けて訪問しました。もちろん、費用はなるべく抑えてと言うご要望ですが、「今は亡きご主人がこだわり抜いて建築家と一緒に作った家にあまりかっこ悪いものは付けれませんよね」と、ヒノキの木組みでかっこいい木組みの温室を作りましょうよ、とご提案。奥様もフムフムと私の言葉にご納得いただいたようで、長いお付き合いの中で建物への想いを共通認識として持てていることに嬉しくなりました。地域に根ざすと言うのはこういうことだなと。良いご提案ができるように精一杯頭をひねりたいと思います。

NOノマド。

今日は珍しく事務所のデスクに居座って、溜まりきったタスクを片付けることに集中しよう、と思いきや、あれこれとスタッフから相談を受けたり喋りかけられたりすることが思いの外多く、これって、普段私が全く事務所にいないから相談事が溜まっているからなのか、私が事務所にいればいつもこんな調子で相談事がたくさんあるのに、そこにいないから流れていってしまってうのか?とふと疑問に感じてしまいました。そもそも、私が会社にいなくてもチャットやメール、LINEなど、気軽にコミニケーションを取れるツールはたくさんあり、にも関わらず事務所メンバーから頻繁に連絡が来る事はないのです。もし、何をするわけでもなくても、そこにいるだけでコミニケーションが取りやすいプラスの効果があるとすれば、パソコンとWi-Fi環境だけあればどこで仕事していても一緒だと思っていたこれまでの認識を改める必要があるのかもしれません。

facebookは素晴らしい学びの場。

昨日、知り合いがSNSの中でシェアされていた講演の文字おこしを見て気づかされることと考えさせられることが非常に多くありました。タイトルは「オムロン竹林一さんに聞く、心理的安全性とイノベーション」となっており、なるほど、イノベーションとはそういうものかと随分と勉強になりました。経営の神様ドラッカー博士はその著書の中で「事業の目的は顧客の創造である」と言う名言を残されています。そして、顧客の創造とはイノベーションを起こして新な顧客を生み出すことだと定義されており、これが一筋縄では行かない、なかなか簡単なことではありません。しかし、そんな弱気じゃ事業の目的に向かえないってことになってしまいます。。
ちなみに、イノベーションの定義をひもといてみると以下の通り。

イノベーションinnovatio

技術革新の意味に用いられることもあるが,イノベーションは生産技術の変化だけでなく,新市場や新製品の開発,新資源の獲得,生産組織の改革あるいは新制度の導入なども含む。シュンペーターはイノベーションにより投資需要や消費需要が刺激され,経済の新たな好況局面がつくりだされるのであり,したがってイノベーションこそ経済発展の最も主導的な要因であるとしている。出典:コトバンク

イノベーションの起こし方。

この定義の真意というか方向性を考えてみると、イノベーションは経済発展を担うものであり、社会が良くなる事がその目的にあると気づかされます。竹林ー氏の言うところの心理的安全性を作り出す事はイノベーションの目的といっても確かに過言ではない、むしろそちらの方が本質だと私も思いました。この記事の中で私が最もグサッと胸に突き刺さったのは「コミュニケーションのないところにモチベーションは生まれない、更にモチベーションのないところにイノベーションは起きません。」というくだりで、なるほどな、と思うと共にイノベーションの起こし方自体の認識が大きく間違っていたことに気づかされました。前述の、オレ、やっぱりもう少し事務所にいた方がいいんじゃ無いか?という素朴な疑問もここから生まれたってことです。(笑)

やっぱり、コミュニケーション!から始めよう。

「企業は人なり」とはすっかり使い古された言葉ではありますが、事業所にとっては規模の大小にかかわらず、絶対的な真理だと思っています。すみれ建築の評価は全国あちこちをウロウロしている私では無く、地域密着の工務店の責務を担い、設計、施工、アフターサービスの実務をしてくれる顧客接点のスタッフの姿勢や実力しかありません。そして、企業が市場から評価され、必要とされて持続継続出来るようになるには、スタッフがその評価を得る実力を身につけねばならないのも道理です。そして、もうすぐ令和に元号も変わり、消費税増税、人口減少と急激な環境の変化を眼の前にして、私たちは今まで通りではやっぱりダメで、変わる=イノベーションを生み出す必要があります。「人間が抱えるあらゆる問題は人間関係である。」と断じたアドラーの理論から考えれば、その解決はコミュニケーションにあるという事になります。イノベーションを起こすには社内のデスクにかじりついている事は極論かもですが、来年の20周年に向けてコミュニケーションを深めていこうと改めて思った次第です。まずは、面談のタイムマネジメントからね。


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答えは問答の向こうにある。

平成31年4月10日雨

土砂降りのポジティブ。

昨日までの爽やかな青空からうって変わって今日は朝から本格的な雨模様。今日は半年に1度程度の不定期だけど恒例の、ビジネスコーチ四辻氏を囲んでのコーチングゴルフコンペの開催日でした。一日中雨が降り止まないあいにくの天気でしたが、同じコーチからコーチングを受けているメンバーは、共通言語を持った心易い仲間ばかりで、寒さで修行の様な時間でしたが、それなりに楽しい時間を過ごすことができました。それにしても、雨と言うより土砂降りでも花粉の飛散がなかったのは良し、今日は絶対に愚痴らないなど、ポジティブなマインドを持った人たちとの交流は貴重です。(笑)

15年。

私がビジネスコーチを雇い入れ、コーチングを受けだしてから15年になります。今は毎月1度のセッションだけですが、開始当時は月に3回ほどコーチングを受けて、自分がやると決めたことの進捗を四辻コーチに確認してもらっていました。その当時は、私はまだ現場で職人として働きながら、営業も行いつつ、あちこちに散らばる現場の段取りも一手に行っており、とにかく常に時間に追われ、忙しい忙しいと言いながら目先の対象に追われる日々を送っていました。

最悪の経営者。

毎月の売り上げ、職人の段取り、クレームへの対応、現場での指示とやる事は毎日てんこ盛り、やるべき事はいくらでもあるし、1つの現場が終わればすぐに次の現場へとかからねばならず、片付けても片付けてもやるべき事はきりがなく、目の前の事に振り回される、未来のことなんか考えられない状態にどっぷりと浸かりきり、私はいつも怒っていて、誰に対してもきつくあたる、最悪の経営者だったと今振り返れば思います。

2つのきっかけ。

もがき苦しみながらハムスターのように同じところをくるくると走り回るような毎日を何とか抜け出したいと思い、私がすがりついたのは2つありました。1つはなんとかヒントを探そうとジュンク堂書店で見つけた成功法則が書かれた書籍「7つの習慣」との出会いで、原理原則に基づいたマーケティング理論を学ぶこと、学びを実践に結びつける事でした。もう一つが、コーチとの出会いで、自分一人で悩み苦しむのをやめてコーチの力をお借りする、毎週のようにコーチングを受けることで、目の前の問題だけではなく未来を見据えた根本的問題解決に向き合う時間を持つことでした。

P/PCバランス

世界で最も有名な自己啓発系のビジネス書を上梓されたスティーブン・R・コビー博士の7つの習慣の中で、私が最も重要なコンセプトだと思ったのはP/PCバランスです。当たり前にすぎますが、成果は目標達成能力に由来する、要するに成果が上がる状態を作るしか成果を手に入れる方法は無い。と言う当たり前で厳しい現実を突きつけられ、ノリと勢いだけでは未来は開けない事を理解して、状態管理に意識を置くようになりました。しかし、実際にやろうとしても目の前のことで目一杯になっていたその当時、全くと言っても過言ではない位、状態管理に時間が割けませんでした。

本当に理解するまでに1年半。

そんな時に出会ったのが四辻コーチで、無論、コーチングを受け始めてからすぐに成果が現れたわけではなく、ひどい時はコーチングを受けるたった30分の時間さえも取れずにキャンセルを繰り返していた時もありました。それでも、四辻コーチに根気よく「今の状態から抜け出すためにやるべき事は何ですか?」「それはいつ行いますか?」「予定通りできましたか」と言う質問を繰り返し続けてもらうことで、少しずつ私の意識も変わってきました。「出来ませんでした」「忙しくて時間がない」と言う押し問答を1年半ほど繰り返した後、ようやく緊急ではない重要な事柄に時間を割く意識が本気で芽生え、スタッフの採用と育成、現場を任せる仕組み作り、未来の顧客作り、と本質的な問題解決に向き合うようになれたのです。

押し問答の重要性。

私はいつも口癖のように、理論を学ぶことに意味はなく、実践できて初めて価値がある。と言いますが、自分自身を振り返るとそれはコーチングを受けたからできていたと言う事実があります。目標はマイルストーンをクリアしていく積み重ね、KPIのチェックが欠かせませんが、緊急性の低い重要なことほど先送りにしてしまいがち。忙しい毎日を過ごしながらのその部分のチェックはおざなりになりがちです。しかし、10年後は今の選択と行動が反映されるのも事実で、何が何でも未来への取り組みに時間を割く意識が必要です。そのモチベーションを保つ為にはコーチの力、無駄以外の何者にも思えなかった押し問答する時間が不可欠だったと今になってはっきりと感じます。禅宗の修行僧が答えのない様な問答の中から真理を見つけ、悟りを開いていたのと同じだと思うのです。

継続する、諦められない理由。

私は建築事業以外に、畑違いとも思われる研修事業を行なっています。それは、自分自身の経験として、自分自身の意志の力で未来を切り開くのがいかに困難で厳しいかを知っているからで、変わってもらいたい、変わりたいと思っても実現出来ない人へのサポートがしたいと思うからです。すみれ本社で行なっている勉強会も全国で開催している研修も一度コミュニティーに入ると定期的に私との問答が付いてきます。「その後どうなった?」「決めた習慣は継続しているか?」「次の目標は?」と問答を繰り返す場を提供したいと思って延々と勉強会、フォローアップイベントを継続しています。特に私と同じ建築業界の職人、現場監督等の現場実務者は自分自身が持つ大きな可能性に気付いていない人が多く、それに気づき、行動し、習慣化、仕組み化のお手伝いをしたいと思うし、それが未来に問題が山積する建築業界での根本的問題解決につながると考えています。どうしようもなかった私に人並みの暮らしを与えてくれた業界への恩返しが少しでもできれば、と思うのです。

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住宅に太陽光発電を負担なく搭載するお得な方法、三選。

平成31年4月9日快晴

朝日を拝んでからのスタート。

ポカポカと暖かな春らしい良い日和の1日となりました。今朝は火曜日と言うことで、いつものように朝活に向かうと、会場に到着する前から朝日が顔を出しており、長かった冬の終わりと、待ちわびていた春の到来を感じる1日の始まりとなりました。火曜日は倫理法人会、水曜日はBNIと毎週2回連続の朝活生活にもずいぶん慣れてきて、今はもう朝起きるのが辛いって事はなくなりましたが、それでも寝起きは暖かいに越した事はありません。これから日増しに爽やかさを増してくる朝が楽しみで仕方ありません。朝起き習慣に適したいい季節になってきました。(笑)

桜の記憶。

先週の花冷えの影響があったのか、神戸の桜は今が満開の時を迎えており、今日は近隣の小中学校で入学式が執り行われていた様子。桜が満開の下で新しい生活をスタートさせる新入生の子供たちにとって、晴れやかな記憶が残る印象深い風景になったのではないでしょうか。ちなみにワタクシ、50歳を過ぎて今や小学生の時の記憶はほとんどありませんが、入学式の時の校門に咲き乱れていた桜並木の映像はかすかな記憶ながら期待に胸を膨らませていた心情と共に今も(一応、)覚えています。記憶は文字列ではなくイメージだとアクティブブレインセミナーで教わりましたが、まさにその通りだと入学式に向かう初々しい学生の姿を見て改めて思い返した次第です。

アクティブ スプリング!

春は新しく命が芽生える季節、すっかり暖かくなり人の気持ちもアクティブになるからか、消費税増税前の駆け込み需要なのかわかりませんが、このところ新築やリノベーション、リフォームの問い合わせを毎日のようにひっきりなしにいただいており、私もこのところ(神戸にいるときは)お客様にお会いして、質問にお答えしたり、アドバイスをすることが頻繁にあります。そんな場で、いつも私が口にするのは、「私たちすみれは、家は建ててからがスタート。をコンセプトに家づくりに取り組んでおり、建築工事は単なる手段だと認識しています。」と言うことで、ホームページのトップに掲げるコンセプトを実業に落とし込む4つの取り組みを紹介しています。これ、

https://sumireco.co.jp https://sumireco.co.jp

住宅はランニングコスト。

以上の4つの取り組みのうち、新築やフルリノベーションなどの大型案件で特に重要視しているのは暮らしの計画の中の「資金計画」で、昨日のブログにも書きましたが、大きな費用がかかる住宅取得は、まず初めに目の前に掲げられる土地建物に関してのイニシャルコストがとにかく目につきがちです。しかし、ほとんどの方が住宅ローンを利用する以上、毎月の支払い額の方が重要なのは明らかで、金利が2%変わるだけで総支払い額は数百万円の差額が出ることや、住宅の省エネ性能を高めて毎月20,000円の光熱費をゼロにすることで、30年で7,200,000円も削減できるなど、新居に暮らし始めてからの生活費をもとに計画を立てることを特にお勧めしています。

簡単にできるエネルギー収支ゼロの家。

光熱費をゼロにする家づくりとは、簡単に言うと一次エネルギー換算で冷暖房や給湯など、生活で使うエネルギーと、太陽光を利用して、発電や日照取得による自然エネルギー活用でエネルギー収支をゼロにする「ゼロエネルギー住宅」を指しています。高断熱高気密の住宅が一般的となった昨今、住宅で使うエネルギーを賄えるだけの太陽光発電のモジュールはずいぶん少なくて済むようになりました。標準的な30坪強の住宅の場合、3キロワット程度の太陽光発電を搭載すれば簡単にゼロエネルギーの基準が達成できます。省エネ性能に優れた住宅を設計すればランニングコストを抑えるお得な家づくりはそんなに難しくありません。

簡単なようで実際は難しい。

太陽光発電のモジュールとパワーコンディショナーなどの初期設備投資も出始めた頃から比べると随分と単価が下がり、今や特別なものでもなんでもなくなっています。しかし、安くなったとは言え、それでも百万円程度はかかるもので、その初期費用を捻出するのは(安心、安全な資金計画を立てられたら特に、)限られた予算の中で家づくりに取り組まれている方には決して簡単ではありません。現在は新電力の解禁で電気料金の叩き合いが激しくなっておりますが、中長期的に見ると電気料金は必ず値上がりするのは電力会社の既定路線であり、それに備える意味でも自家発電で電力の自家消費を賄えるように設備を整えておく事は大事な事だと思っています。太陽光発電の設備は欲しい、しかし、初期費用にプラスするのは難しい。このパラドックスを解消するのに、私がお勧めしているいくつかの方法を以下に記しておきたいと思います。

ソラトモサービス。

一つ目は、すみれも提携契約を締結している長州産業が提供している「ソラトモサービス」で、新築住宅に限定されますが、新築時に太陽光発電の設備を設置後、10年間は長州産業が設備の所有者となり、余剰電力の売電収入を長州産業が得ることにより設置費用を回収します。ソラトモサービス終了後(10年後)にはお客様に設備を無償で譲渡され発電した電気は全てお客様のものとして自由に使えるようになるサービスです。長州産業の太陽光モジュールは高性能だと人気を博したパナソニックのHITを生産していたメーカーだけに25年以上は安心して使えるので10年間屋根貸しをしても十二分にメリットがあります。もちろん、メーカー保証もバッチリです。ただ、10年間は日中に発電した電気を自家消費しても割安な価格で、値上げなしとのことですが、電気代を支払わなければなりません。ただ、災害時には停電していても、太陽が出ていれば非常用の電気を無料で使えるメリットもあるので、載せない手はありません。

ソラトモサービス ソラトモサービス

団信のお得な保険活用。

2つ目は誰にでも当てはまるものではありませんが、住宅ローンの契約時に団体信用保険に加入する場合の以前から加入している生命保険の見直しです。団体信用保険は一般の保険に対して費用対効果が高く、最近はオプションも追加することができるようになっており、がんを含んだ「3大疾病特約」は一般的ながん保険や3大疾病保障保険と比較して、保障内容を揃えると費用が軽減されます。例えば、フラット35では「新3大疾病付機構団信」という名称で団信の特約を提供している。金利として0.24%程度の上乗せとなるが、4000万円の住宅ローンを組むと毎月の返済額に上乗せされるのは4694円でこれが4000万円分の3大疾病保障保険に加入した場合の実質的な保険料となります、生命保険は会社や商品、年齢によって掛け金は様々ですが、同じ保証で9,000円/月程度払っていることは珍しくなく、住宅の取得と一緒に重複する部分の保険を解約すれば5,000円/月×35年と考えると200万円以上の節約になり、新築時に太陽光発電の設備を搭載する原資を捻出することができます。ただ、団信は住宅の年数が経つに従って資産価値が下がっていくので、ずっと4000万円の保証ではないのは留意しておく必要があります。

人生で3番目に大きな買い物。

最後は、住宅とは一見関係がなさそうですが、これまで人生最大の買い物と言われていたのは住宅か保険だったのが、最近、第3の主役に躍り出た通信費です。一般的にスマフォの電話代とインターネット通信費で3万円〜4万円を使うのがザラにあり、我が家の様に娘が大学生になり、自宅にWifiを飛ばすネット環境を整えると4万円を優に越してしまいます。最近話題になっている格安SIMに乗り換えると、身近な人の例で見ると、通信費が1/4になった人もおり、使い方やキャリアにもよりますが、通信費を半分にすることくらい簡単にできそうです。もちろん、(手数料がかかりますが)電話番号は引き継げるし、今時はネット接続の速度もそんなに遅くならない様です。こうなると、太陽光発電の初期費用なんかすぐに取り返せるのではないでしょうか!
非常に参考になるまとめサイトを見つけましたので興味がある方は覗いて頂ければと思います。
こちら、→http://internet-kyokasho.com/comparison-kakuyasu-sim/

http://internet-kyokasho.com/comparison-kakuyasu-sim/ 出典:http://internet-kyokasho.com/comparison-kakuyasu-sim/

おっさんでも簡単にSIMフリーが出来る講座。やります!

このサイトを私も見て、是非ともSIMフリーの機種に交換して格安SIMとの契約に移行したいと思いましたが、これがなかなかややこしそう、、正直、以前から興味はありましたが、めんどくさ過ぎてそのままになってきたのが実際のところです。そこで、実際にずっと以前から経験済みのエキスパートをお呼びしてSIMフリーサポート講座を開催することにしました!(笑)
講座の流れとしては、まずSIMフリーの仕組みを理解する基礎知識講座から始めて、次に現在使っているキャリアと機種と機能を掛け合わせた使い方に適した格安SIMの選択についてのアドバイスをレクチャーしてもらい、参加者それぞれがキャリアと機種を絞って検討するところまでを講座として、実際にモバイル機器とSIMカードを購入する際、した後の質問にも答えてくれるまでのサポートをしてもらおうと思います。早速、第一回目の講座を来週4月17日(水)17時〜18時半まですみれ本社2階の打ち合わせ室にて開催します。参加費は初回のお試し価格として3,000円とします。
以前から高騰する通信費をなんとかしたいなーと思っておられた方、この機会に是非ご参加ください。ご参加される方は自己紹介の際に、キャリアと必要なギガ数、利用料と関連して受けているサービスなどをお聞かせ頂きますので、詳細に調べておいてください!(笑)
これで、太陽光発電システムを購入してオフグリット生活への第一歩を踏み出せるかも知れませんよ!(笑)


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住宅はランニングコスト。その前に押さえるべきこと。

平成31年4月8日 快晴

 春満開。

伊川の千本桜も漸く満開を迎え、昨日の日曜日は伊川谷も河川敷にシートを敷いて花を愛でながら食事やお酒を楽しむ人でいっぱいでした。私は北関東への出張から帰って来てそのまま新築をお考え中の方との面談と、相変わらず仕事でしたがすぐ近所での楽しげな様子に感化されてしまい、我慢出来ずに夕方早めに仕事を切り上げて一年に一度の花見ランに明石城に出かけてしまいました。大蔵海岸から明石城をくるっと回る10kmコース、明石公園は伊川の河川敷とは別次元と思える程の多くの人で賑わっており、まさに春爛漫。(私も含めて)日本人の桜好きと四季の移り変わりを感じる事の出来る暮らしの素晴らしさを改めて感じた次第です。

価値を生み出すのは現場のみ。

今日は午前中、顧問会計事務所さんとの月次決算報告書を確認しながらのMTGの後、社員大工のサトーくんと連れ立ってCS(化学物質過敏症)の方に留意したリフォームをご依頼頂いたお客様宅にて契約と着工前の大工紹介、また現場での細かな収まりの確認を行いました。工務スタッフと一緒に現場に行き、施工方法の詳細を詰めると見積もり金額が減る事が少なからずあり、今回も店舗の内装替えに必要だと計上してあった足場工事を取りやめるなど、お客様に喜んで頂く事が出来ました。設計やデザイン、見積り、提案など建築事業には大事な事がたくさんありますが、最終的に建築業の評価は現場にしかない。やっぱり、現場が一番重要です。(^ ^)

地盤のプロの厳しい言葉。

夕方からは適正地盤設計協会のO山氏と日本で唯一の専業電磁波測定士の青山氏とのコアな組み合わせの三人で近況報告と情報交換を兼ねてのMTGでした。O山氏は地盤設計、地盤改良のプロフェッショナルで以前から「建築士は地盤設計が出来るようになるべきで、建物の安全性の責任を負う建築士が構造の事が分からない、地盤の事は地盤調査会社に丸投げで、顧客から地盤保証にお金を払わせるだけでその責務を放棄するのは法律違反だ」と、非常に厳しい事を言われており、私達すみれは数年前から構造設計に対する姿勢を見直して来ました。その当時から新築住宅に関しては全棟構造計算を標準としており、高断熱高気密住宅の特徴でもある大きな吹き抜けをLDKに設けても耐震等級3を確保出来ているのは、構造計算を行なって梁や基礎の断面を検討しているからに他なりません。

当たり前の事が出来ていない業界⁉︎

今日のMTGにおいて、O山氏の話の中心は、「工務店業界に構造計算(許容応力度計算)を普及したい、その上で、地盤の設計も一貫して計算するという土木建設業界における当たり前を特殊なジャンルになった木造戸建て住宅にも普及させたい!」との事でした。私としては全くもって完全に同意で、正直、これまで避けて来たと言うより、正面から向き合っていなかった地盤設計にも向き合うしかないと覚悟を決めさせられました。あたりまえの事を当たり前にする事ほど難しい事は無い。とよく言われますが、言い訳しやすい、責任を他人に押し付けられそうな事ほど、当たり前の事が出来なくなってしまいがちです、木造住宅は建築基準法に特例として定められた確認申請時に構造計算の提示の割愛を認められている(四号建築物特例の)せいで戦後の復興時以降、大工さんが経験と勘で家を建てていた時と同じ、もしくはそれに毛が生えた程度の基準で設計、施工している会社が殆どだと言う悲しい事実があります。。

相当がまかり通る相当な問題。

この問題が大きく露呈する事になったのは、熊本を2度に渡って震度7の強さで襲った大地震で、当時、益城町で耐震等級2の築浅の建物が倒壊したとずいぶんと話題になりました。よくよく詳しい話を聞いてみると、倒壊した建物は耐震等級2ではなく、耐震等級2相当の構造計算をされていない、仕様規定のみで設計されており、実際の強度は基準に足りていない建物であることが明らかにされました。実はこの問題、上述の4号建築物特例と言われる木造2階建ての建物までは建築確認申請の際に構造計算書を提出しなくても良い。という法律からの流れで、日本中で建てられる大多数の建物が構造計算されておらず、「相当」と言うよくわからない名称が分かり通っている事実に由来しています。この問題を建築主はおろか、工務店の実務者も経営者も理解してない人が非常に多く、何の悪気もなく構造計算をしなくても良いと思っているのは地震大国日本において非常にやばい状況であると言わずにおれません。建築業界は実は大きな火種を抱えています。

住宅はランニングコスト。その前に押さえておくべき事。

過日、京阪神木造住宅協議会の研修会に構造塾のさ佐藤実氏に講演に来ていただいた際、口にされたのは、「耐震等級1 =大地震が来た際に命を失わずに済む(一度の大地震で倒壊しないが余震で崩れる)、耐震等級2=大地震が来た後、住み続けるには大々的な補修、補強工事が必要となる、耐震等級3=大地震が来た後も住み続けることが出来る建物」とわかりやすく説明をされました。私は新築や中古住宅の大規模リノベーションで住宅取得を取得される方には、毎月支払う住宅ローンの金利や、冷暖房費などの光熱費も事前に計算するべきで、住宅はイニシャルコストではなくランニングコストで考えるべきだと常々お伝えしておりますが、それも家が建っている、住み続ける前提に立っての事で、大地震が来て、家が倒壊してしまうとそんな計算は全く意味を為さなくなります。新築を建てて何年もしないうちに地震で建物が倒壊してしまうなんて、考えたくもないと思いますし、そうであれば耐震等級3相当の建物ではなく、構造計算上で成り立つ構造を採用すべきだと思います。家づくりの大前提だと思うのです。


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次回の開催は4月17日(水) テーマは「タイムマネジメント」です。
時間(=人生)のマネジメントについて改めて考えを巡らす時間を持ちませんか?「今の時間の使い方で未来に手に入る成果は大きく変わるのは分かっている、でも、忙しいし、、」と私も長年悩み続けておりましたが、少しずつですがマネージ出来る様になって来ましたよ。(笑)

68回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


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地域工務店とSDGsの親密な関係。

平成31年4月6日 快晴

タイムスリップ。

今日は人生初の茨城県笠間市からスタート。水戸線の笠間駅を降りて感じたのは古くて豊かな街だな、という事でした。日本三大稲荷の一つである笠間稲荷とその門前町には江戸時代から続く旧家が軒を連ね、名物である饅頭屋さんがセイロから水蒸気を立ち上らせており、また、駅周辺から少し離れた集落では綺麗に庭が手入れされた立派な門構えの古民家が多くみられ、苗字帯刀と同じ様に四脚門、長屋門などの門付きの屋敷の普請を許された「門あり」と、そうではない「門なし」という家の格付けの風習が今尚残っているとの事。まるで江戸時代か明治時代にタイムスリップしたかのような古き良き日本の文化が残されていました。日本の経済は東京に一極集中して地域の衰退が止まらないと良くニュース番組で取り沙汰されますが、実際に全国津々浦々を歩いて見ると日本の地方都市はまだまだ豊かな資源を蓄えているところも多くあると思います。だからと言って今まで通りの暮らしを続けていてもこの先も安泰とは思いませんが、各地域にある伝統や文化、そこにしかない景観や豊かさを見直す事で、成長発展は難しいかも知れませんが、持続可能な自立循環型コミュウニティーの確立は可能なのではないかと感じた次第です。

地域工務店の役割と責任。

昨日の行田市もそうでしたが、今日訪れた笠間市も職人起業塾の研修への参画にご興味を持たれている工務店の企業訪問に伺いました。両日ともお時間を頂いた会社はいわゆる地域No1工務店で、それぞれの地域のニーズをくみ取り、地域に密着した事業活動を繰り返す事で安定的な経営を叶えておられました。地震や台風などの災害に見舞われた際は特に顕著になりますが、私達が生業とする工務店という業態は地域のインフラを守り、そこで暮らす住民の安心と安全を担保する役割を担っていると言われます。地域になくてはならない存在であると私自身も思っておりますが、都市部では大手ハウスメーカーやパワービルダーと言われるモノづくりの会社ではない「住宅販売会社」に市場のシェアを握られている事が少なからずあり、私たちが住まう兵庫県もその例に漏れません。地方で圧倒的な影響力を発揮する工務店さんの活躍を見るにつけ、私達の持つ可能性を再認識させてもらえると共に、もっと地域に根を張った活動を深化させ地域と共に持続継続できるビジネスモデルを確立しなければとの想いを強くする今回の北関東の旅となりました。

SDGs(持続可能な開発目標)

昨日、事業所に伺ったJBNの大野会長は先月の京阪神木造住宅協議会の総会で神戸にお越しいただいた際に、その講演の中で、今世界中で注目を集めている国際目標、SDGsの概念を紹介されました。外務省のHPを引用すると「持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGsの後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます」との事で、大野会長はここに示されている17のゴールの殆どは既に地域工務店がその事業の中で取り組み、実現してきたものだ、我々日本の地域工務店こそが、世界が目指す事業形態への先鞭をつけていると胸を張られました。確かに、私達が10年以上前から取り組んできた住宅の設計思想は「自立循環型住宅」であり、目指してきたのは拡大ではなく地域とともに長く継続できる循環型持続モデルで、SDGsが話題になり出して久しいのに全く気にも留めていなかった私は大野会長の言葉に「はっ!」と気づかされました。

SDGs SDGs

17GOALS

ちなみに、SDGsに示されている17のゴールとは、以下の通り(出典:Wikipedia)

1:あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる

2:飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

4:すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する

5:ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う

6: すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

7: すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

8: 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

9: 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

10: 国内および国家間の格差を是正する

11: 都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

モノづくりの人材育成こそが地域工務店の1丁目1番地。

私達が事業の一環として取り組んでいる、健康的に暮らせる環境づくりとしての住宅の設計施工、社内外に向けての勉強の場の提供、女性の登用、地域住民を巻き込んでのイベント開催、コミュニティーの形成、外構工事での雨水利用の提案、太陽光発電と高性能住宅の組み合わせでのゼロエネルギー住宅の促進、地域経済の一環としての地域での雇用、建物の許容応力度計算による高耐震化、地域産木材利用の促進等々は全て持続可能な循環型社会を目指しての取り組みです。特に、売上、事業規模の拡大に背を向けて、自社社員大工による施工、その育成は、事業規模を縛ることは経営的には非常に難しく厳しい選択ですが、老朽化する住宅のメンテナンスや、自然災害時の応急復旧などを含めて地域のインフラを守るには「施工力」の保持が大前提であり、実際に現場で作業ができる職人の育成を行わずして、地域工務店の存在価値はないと思うからに他なりません。私が一般社団法人職人起業塾で行っている全国で唯一無二の現場実務者向けの現場での価値創造と、それを経営に結びつける研修は、地域工務店の1丁目1番地を守る非常に重要な活動なんだと改めて認識し、気を引き締めることとなりました。自社自らが地域の構成員である自覚は、持続可能な地域づくりへ貢献する事で自分達自身も持続を許される「三方良し」の商売感の根っこの部分であり、世界に誇る日本的経営の最たるもの。全てのスタッフが自分ごととしてお客様に向き合える姿勢こそが私達工務店が最も重要視すべきことだと改めて胸に刻み込んで社業に向き合いたいと思います。100年企業まであと21年、まだまだこれからです。(笑)


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